伊坂さんの作品を読んでみようと思ったのは、ちょっと前に
映画「陽気なギャングが地球を回す」
が公開されておもしろそうだなぁと感じたのが最初。
どうせだから、一番最初の作品から読んでみることにした。
まずは「オーデュポンの祈り」
こちらは銀行強盗をして逃走していた男が、気付くと見知らぬ島に
いて「未来が見えるカカシ」や「殺人を許可された男」に出会い、
色々な事件に遭遇していくという話。
すごい不思議な話でそれなりにおもしろかったが、それ程「グッ!」とは
こなかった印象。
なんか読んでいてフワフワした感じで、なんか目的に目指して話が
進んでいくようには思えなかった。
次に「ラッシュライフ」
5つの物語があり各物語の視点から進んでいく。
時々時系列が狂う所があり、あぁ~ここはあの時こうなっていたんだ!
とすごい興味が沸いて、あそこはどうなっていたんだろ?
とどんどん次を読んでいきたくなる。
読んだら止まらない作品ではないかでしょうか?
こちらには、「オーデュポンの祈り」に登場した人物が出てきるところなんかは
すごいうまく、読んでいる人にとってはちょっとした楽しみになる。
おすすめするならば「ラッシュライフ」だが、「伊坂幸太郎」という人物がどのように
話をすすめていくか?というのを知るのであれば、やはり「オーデュポンの祈り」
から読むのが、正解ではないかなぁ?まぁ個人の意見だけど・・・。
小説を読むと、いろいろと考え方が変わってきているような感じがするなぁ~。
次はやっぱ順番に読んで行くのがいいかなぁ~って思い、「重力ピエロ」
や映画になった「陽気なギャングが地球を回す」に挑戦!
チルドレン 講談社(2004-05-21)
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